会長挨拶

「人工の手研究会」から50年,半世紀!





第19期(2016.4.1.~2018.3.31)
バイオメカニズム学会会長
岡 久雄
(岡山大学大学院教授)


 バイオメカニズム学会は,加藤一郎先生(早稲田大学)が始められた「人工の手研究会(英名はSOCIETY OF BIO-MECHANISMS, JAPAN)」に端を発します。当時の「人工の手研究会月報」(本学会ホームページで閲覧可)を見ますと,「ロボットとサイボーグ」「家庭向けロボット」「宇宙の人間工学」「海中居住と人工えら」「南氷洋の捕鯨」・・・タイトルを見ているだけでワクワクします。現学会員の最年少は22歳,最高齢は89歳(2015年10月末),化石の発掘から舞踊,果てはガチガチの数値シミュレーションまで,人間工学,リハビリテーション医学・工学,整形外科学,スポーツ,看護学,人類学,生物学などの研究者が集って異分野交流をし,サロン的雰囲気を頑なに守っています。

 2016年4月より,本学会の会長を担当させていただくことになりました。「人工手研究会」から50年,半世紀が過ぎます。記念事業として歩行データべース研究部会を立ち上げ,「歩行データベース構築スタートアップ事業」(2016~2018年度)を開始します。前会長・山本澄子先生(国際医療福祉大学)のご提案によるもので,健常者,高齢者の歩行リファレンスデータを提供できる環境を構築し,学会員からのデータ登録やデータ利用がスムーズにできるように準備します。

 学会員の皆様の学会活動への積極的なご協力をお願いすると共に,会員でない方もぜひ一度,本学会の行事に参加してみてください。必ず,異分野交流とサロン的雰囲気にどっぷりと浸れること,間違いありません。

バイオメカニズムの世界へ





第18期(2014.4.1.~2016.3.31.)
バイオメカニズム学会会長
山本 澄子
(国際医療福祉大学大学院教授)


 バイオメカニズムという言葉は英語の辞書に載っていません。バイオメカニズムは「生体の形態・運動・情報およびそれらがもたらす総合的な機能を多面的に分析し、そこから得られた発想を様々な分野に応用すること」を目的に、約50年前に本学会の加藤一郎初代会長が作られた言葉です。このように名前がユニークなバイオメカニズム学会は会員構成もユニークです。上記目的のもとに、会員は人間工学、リハビリテーション医学・工学、整形外科学、スポーツ、看護学、人類学、生物学などさまざまな分野の研究者で構成されています。国内外に数多くの学会が存在する中で、このようにユニークなバイオメカニズム学会が50年近く継続してきた理由は、歴代会長ならびに会員の皆様の懐の深さにあります。この懐の深さが、異なる分野の研究者同士で対等に意見交換できる本学会独特の雰囲気を作り出してきました。年に一度の学術講演会、隔年で開催されるシンポジウムでは、通常の学会活動では出会うことのできない他分野の研究者との交流を深め、自身の研究にヒントを得ることができます。

 私は2014年4月から本学会の会長を担当させていただくことになりました。今まで培ってきた学会の伝統を継承しつつ、応用の方向にも力をいれて多くの方々が参加できる場を作っていきたいと考えております。会員の皆様の積極的なご協力をお願い申し上げます。会員以外の方はぜひ一度、本学会の行事に参加してみてください。必ず、研究者の知的好奇心が刺激される体験をしていただけると思います。


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