学会について

バイオメカニズム学会とは

 本学会の誕生は1966年に遡ります.この秋,ロボット工学・整形外科学・リハビリテーション医学・福祉工学・体育学・人類学・解剖学などの指導的研究者が集まり,人工の手研究会が発足しました.その後,この学際的交流と対象がヒトのみならず生物の形態・運動・機能の関係にまで発展し,1973年秋にバイオメカニズム学会と改称されました.

 生物は部分と全体を調和させ,それぞれの役割を形態の中に埋め込んだ実体として存在しています.学問としてのバイオメカニズムは,その実体としての生物を工学・医学・生物学などの多面的な視点と方法論で解析するだけでなく,人工関節や福祉機器の開発,舞踊・スポーツや機能不全・介護動作の評価・改善などに応用することに特徴があります.また,動物の構造や復元など、純粋に生物の巧みさを解明する理学的側面も持っています.バイオメカニズム学会とは,要するに,生物の形態や運動に魅了され,あるいはそれを新たな発想に役立てようとする,好奇心旺盛な人々の集まりで,発足から50年近くたってもなお,分野も年齢も広く分散したサロン的雰囲気を保っています.

 特に,隔年で開催される合宿型シンポジウムでの夜の語り合いは,研究者の卵はもちろん,異分野の経験豊かなメンバーにも大きな刺激と楽しみを与えています.生物がらみでおもしろいことを考えたが、どこで発表して良いかわからないという方は、特に歓迎します。何となく閉塞感のある今こそ,バイオメカニズムの世界で自由に羽ばたいて頂くことを願っています.


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